山岳と共鳴する複合商業施設
The RIDGE 354
Pyeongchang MEH Villege
Location: Pyeongchang South Korea
Program: Retail development
Size: 2,500sqm
Year: 2013
Note: Completed
「The RIDGE 354」は、 2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに先駆け、開催地である平昌(ピョンチャン)に建設。
韓国のアパレル企業MEH社(フランスのアウトドアブランド「Millet(ミレー)」などを手がける)の商業施設を設計。インテリアデザイナー・小笠原正人氏(TRIPSTER)が内装を担当し、コラボレーションした作品である。
平昌冬季オリンピック2018で選手村外のJOC活動拠点となる「平昌JOCジャパンハウス」開設の施設としても選ばれた。
コンセプトは、「The RIDGE 354」が意味する通り、平昌の山岳シルエットを連想させるデザインで成り立っている。
韓国で主流となっているコンテナボックスを活用するオーダーを取り入れながら、山切りの屋根をデザインし山岳を演出。
Milletのイメージカラーである赤をメインに取り入れ、遊び心ある外観となっている。さらに、あちらこちらに向けられた棟は、遊び心だけではなく、自然光を最大限に取り入れることにも役立っている。
このいくつもの棟で成り立つ外観は、個々の表情を見せながらもデザインのバランスを取り、山岳の一部になったかのように、また、ひとつの村のように楽しそうに存在する。